皆さん町中で何かエステや宗教や講義等の勧誘を受けたことはありませんか?
もちろんいいものもありますが、中には悪質な詐欺師が紛れ込んでいるかもしれません。
勧誘は、結婚、離婚、就職、独立などのストレスが多くなる時期に狙われやすいです。
情緒不安定になっている時は判断力が鈍るからです。
詐欺師はその時期を狙う恐れがあるので、普段からあまり転換期は公表しないが良いです。
次から勧誘の特徴、対応25をご案内します。
1.お返しの心理/返報性
入口でお茶や粗品を無料で配るお店をみかけるが、これは「返報性」を利用する為です。
人間は好意を受け取ると「お返し」をしたくなる返報性を利用して購入させやすくしようとしている。
2.決めた事はやめにくい/一貫性
人間は一度決定した事を通そうとする心理が働きます。
業者が値段を釣り上げるのは、消費者に一旦購入を決めさせた後に少しずつ、一旦購入を決めた以上、「買う」事を諦める方が、ストレスを感じるからです。
3.説得は夜8時以降に
人間は夜になると感情的になりやすく、疲労しているので思考力や理性を緩める事が出来ます。
仕事後だと疲れて判断力が低下するし、夕食時は心を開きやすくなるものです。
ヒトラー演説は8時以降が多かったようです。
例えば夜に書いた記事を朝読み返すと、感情的な記事になっているとびっくりします。
4.恋愛:告白も8時以降
これは余談ですが、説得と同じく、告白も8時以降が良いと言えます。
暗い所であれば容姿の悪さも多少ごまかせる為、クラブでなどでナンパが多いのもこの理由です。
5.座る位置
説得するなら正面に、親密度を高めるなら並んで座るでしょう。
90度に座るのはそこそこの関係と思われている証拠です。
立っている時に自分側にバッグを持ったら少し警戒している体制です。
バッグや鞄などは害から身を守る壁みたいなものだからです。
6.変顔とリアクション
口をとがらせて反論したり、発言後に笑ったり、変顔でリアクションするのは、自己防衛の一つです。
本心や素の部分を悟られたくないので、シャイな人ほど、そういった傾向が高いです。
7.良く喋る人
良く喋る事によって、自分の心境を察知されないように守っています。
単純に相手をガードしている場合もある自己防衛の一つです。
8.耳を触る
柔らかい耳たぶを触るしぐさは、安心感を得たい時です。
相手の話に興味を持っていたり、マザコン・ファザコンである可能性も高い。
又、反対に不快感を示す場合もあります。
9.嘘と視線
有名ですが、嘘をつく時、女は視線をそらさなくなるので、瞬きの回数をチェックしましょう。
男は目をそらしますが、故意に逸らさない人もいるので、手の動きと喫煙者は煙草の回数をチェックです。
10.視線でアピール
視線を横にそらせば「無関心」を連想させるので、相手は「不安」を覚えます。
下に、下にそらせば「恐怖している」と思われるので避けましょう。
威圧感を与えたければ、上にそらせばよいのです。
11.嘘と手の動き
嘘を言うと口・鼻・眉を手で隠す回数が多くなります。
本心をガードする心の動きから、ポケットに手を入れたり、質問者の前に物を置く(ガードする)事もあります。
こめかみを触れば困惑、眼の周囲を触るのは話に無関心という事です。
12.オーバーリアクション
相手の視界上で、手や物を動かすと「私はここにいますよ」と相手に印象付ける事が出来るので記憶に残させやすいです。
話しの内容より「話し方」が重要だと言う事です。
13.当日の不自然さを消す
普段から不自然な行動をしていると「こいつ、いつも変だしな。まぁ、いつもの事だ」と思われたらアリバイ成立で詐欺を行いやすくなっているという事です。
14.似た者同士の演じかた
「私たち似ているね!」という言葉よりも、暗(行動やしぐさ)に表現します。
行動は言葉以上に説得力を持つので、人間は自己否定したくない傾向により、自分と似た行動をする人に対し「好感」を持つようになるからです。
15.ヒトラーの演説
演出と感情を利用し、小さな暗示を成功させていったのです。
強い光、大きな音で心の隙間を作り、その瞬間「本来の暗示」をかけていったとのことです。
ヒトラーの場合は、疲労しやすい夕方以降に演説開始>暗闇と炎で神秘を演出>間を活用し注意を集める>感情論を繰り返す>思想を植え込む>怒りで扇動させるといった方法を取っていました。)
16.感情を誘発させる
対象者に「怒り、恐怖感」を誘発させれば、まともな思考をする事が出来なくなっていきます。
疲労している夜に感情を煽れば、さらに効果が上がるり、 熱狂は名前の通り、判断力を狂わせます。
17.一歩前を歩く
背中を見せる事で主導権を取ろうとしています。
習慣にする事で、自然と権威を意識させる事が出来るのです。
18.理想を語る裏
自分を持たない人間に、明確な理想を語ると人は強烈な思想や理想に吸収されやすいです。
そして、より吸収させる為、明確に何度も伝える必要があり朝礼時などに行います。
19.ハローエフェクト
ハローエフェクト(後光効果)とは、素晴らしい特徴や、信憑性を裏付けするような人物、ソースが一つでもあると、その商品や話しを信じやすくなるというものです。
CMに高感度の高い芸能人を使ったり、ニュースで肩書だけの評論家を座らせたりするのはハローエフェクトを考慮したものです。
外見や身なりが良いと第一印象が良かったりするのも、その効果の一つ。
20.怪しい物・神秘的な物
藤田田(日本マクドナルド創業者)によると「怪しげな物が売れる」という話です。
ダイヤが売れる原因は、妖しい光が女心を魅了するからといいます。
人間も同じで、妖しい色気を出す人、ミステリアスな人、無口な人に興味を持つのは、相手の「もっと知りたい欲求」を刺激するからです。
21.秘密の共有
「ここだけの話」「誰にも言わないで欲しい」「秘密にして欲しい」など、自分のプライベートな部分を話す事によって親密度を高める事が出来ます。
22.自己開示
相手は「何故そんな大切な情報を自分に話してくれたのだろう?」と思います。
逆に相手から内面的な悩みを話してくれた時は、好意を感じるようになります。
23.親近感
プロフィールや自分の情報、経験を公開し、読者やユーザーが「自分との類似点」を見つけた場合、親近感を持つ事が出来ます。
24.イエスセット
質問をする際に、相手が「はい」でしか答えられない様な質問を繰り返し、最後に繰り出された申し出に対しても「はい」と答えさせるテクニックです。
人間は相手に対して「共感する(はい)」という言葉を繰り返していると、「断る(いいえ)」という対応が出来なくなる為です。
例にすると以下の感じです。
Q「昨日は黄砂凄かったですね~」A「そうですね」
Q「洗車したいですけど、面倒で」A「そうですね」
Q「そういえば昨日○○テレビ見ました?」A「はい、見ましたよ」
Q「出演していた、○○さん好きでしたっけ?」A「はい!大ファンです」
Q「実は昨日本買ってしまって」A「そうなのですね!」
Q「今度○○に来るみたいですよ」A「そうなのですか!」
Q「この近所ですよね」A「はい、すぐそこです」
Q「無料なので、見にいきたいですね」A「無料!?そうですね、見たいですね!」
Q「見に行かないと、もったいない」A「そうですね、もったいないですね」
このような感じで、「共感(はい)」と言わせる回数を増やしていくと「断る」という否定的な対応を取りにくくなり結果最終的な「はい」という同意に持っていくという手口です。
25.フットインザ・ドア・テクニック
最初に、小さなお願いを「オッケー」をさせると、次のお願いを「オッケー」させやすくなるテクニックです。
例えばお金を借りる時にいきなり「貸してくれ」と言うよりは、最初に「時間を教えて頂けますか?」と小さなお願いをして「申し訳ないですが、お金を・・」と聞く方が、親密度が上がり成功率が高くなるというものです。
勧誘の被害に合わないために
以上25の勧誘の特徴・対応について書きました。
もし上の中の一つに当てはまる流れになりそうになったら、その中での自己防衛を試してみて下さい。
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