私は学生時代に英語を専攻しており、いつか英語に触れるチャンスを手にしたいと思っていた。
ある友人から夏休みに海外旅行に誘われた。
その友人は短期留学の経験もあり、一緒に行けるならばとても心強く、とても惹かれた。
ところが実際、旅行の金額を調べてみると夏休み期間で航空券だけでも非常に高く、それに観光や食事となると初めての海外旅行としては負担が多く、自身の貯金だけでは足りないと感じた。
海外ボランティアとの出会い
調べていくうちに、海外ボランティアというものがあり、ボランティアに参加することで滞在中に掛かる食事や宿泊費を面倒してもらえるだけでなく、沢山の同世代の友人ができるような環境であると知った。
初めての海外がボランティアと言う形で行くことに不安を持っていたので、当時の学校の先生にその話を相談したところ、話を聞いた後「Just go go go!」と笑顔で励ましてくれた事は今でも感謝している。
自宅に帰り、両親に相談したところ、行きたい理由やどのような事を現地で経験したいか、自分の思いを原稿用紙に書いて提出するように言われた。
今の自分に足りないと感じているところ、改善したいところ、海外で経験したいこと、将来どんな人間になっていきたいか、一生懸命に紙にしたためた。
両親はその紙に目を通し、私の初めての海外旅行を応援してくれるだけでなく、費用の半分を負担してくれることとなった。
海外ボランティアでの経験
その後、念願の海外ボランティアに向け、航空券手配や前後の旅行・宿泊先を慣れないなりに英語を調べながら進めることができた。
1ヶ月のボランティア期間を終えて、自宅に帰り、その期間中の貴重な体験や出来事を両親や友人、学校の先生に共有し、本当に自分自身を成長させる経験になったと感じた。
もちろん、海外にたくさんの国籍の友人ができ、日本人が海外からどのように見られているか知ることもできた。
この初めての海外ボランティアがきっかけで、その後の海外旅行への抵抗もなくなり、英語圏だけでなく、インドネシアや中国、オーストラリアなど様々な国へ出かけるようになった。
新たな大きな夢
そして次の新たな夢ができた、それは中国への語学留学であった。
1年間の留学の予定であったが、最終的にはトータルして約3年中国で滞在する事となり、現地で就職をするきっかけにもなった。
新しい環境に飛び込み勇気はあの10代の学生時代の先生の一言がきっかけだったように思う。
その言葉をきっかけに新たな環境や出会いにつながり、いくつもの積み重ねが今日の自分の人格形成に深く関わっているように感じる。
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